『NARUTO-ナルト-』(ナルト)は、岸本斉史による日本の漫画作品。またはこれを原作とするアニメ、ゲームなどの作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1999年43号から連載中。単行本は2012年5月現在で60巻まで発刊中。
概要
体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者?うずまきナルトが、里一番の忍である火影を目指し、数々の試練を乗り越え成長していく物語。仲間との友情、裏切りと復讐、師弟の絆が中心として描かれ、諸国の忍とド派手な戦いを繰り広げていくバトルアクション漫画。
本作の人気は連載当初から順調に伸び、『ONEPIECE』と並ぶ『週刊少年ジャンプ』の看板作品となっている。2002年から、ぴえろ製作のテレビアニメが放送開始。一部終了後に85話のアニメオリジナルストーリーを挟み、二部からは『NARUTO-ナルト-疾風伝』というタイトルにリニューアルされている。
日本国内にも増して、海外では極めて人気が高く、2000年代を代表する『ドラゴンボール』の後継作品として認知されている[1][2]。単行本は30ヵ国以上で翻訳出版され、累計3,000万部を記録(2009年時点)。アニメ放映は80ヵ国以上、ライセンス商品は90ヵ国以上で販売されている。主人公のナルトは「ニューズウィーク日本版」2006年10月18日号の特集「世界が尊敬する日本人100」に選出された。2009年米Yahooの検索ワードランキングで6位につけ、テレビアニメが高視聴率を記録するなど、米での注目度も高い[3]。
単行本の国内累計発行部数は2012年2月時点で1億2650万部[4]。アメリカでは900万部。欧州でも熱狂的な人気を誇り、フランスでは書籍全体の週間売上で1位になるなど、1,900万部を売り上げている[5]。また、テレビゲームのナルティメットシリーズは、世界累計800万本を記録している[6]。
作者の岸本は「本作は『忍空』の続編を意識して描いた」と語っている。[要出典]
ストーリー
原作は、二部構成となっており、一部と二部の間に2年半の歳月が流れた設定となっている。他に、一部と二部の間に主要人物の一人であるはたけカカシを主人公とする外伝が連載された。
第一部
(ジャンプコミックス1巻から27巻まで)
プロローグ
忍五大国の一つ、火の国は木ノ葉隠れの里に、強大な力を持った尾獣、九尾が襲来した。四代目火影の波風ミナトは自らの命を犠牲にして、へその緒を切ったばかりの赤ん坊に九尾を封印した。時は流れ、再び長についた三代目火影により、里は平安を取り戻していた。
波の国任務
忍者を目指し、アカデミーに通ううずまきナルトは超問題児の落ちこぼれで、毎日イタズラ三昧。卒業試験に3回落第していたが、身を挺して守ってくれた教師のうみのイルカの行動をきっかけとして目覚め、何とか卒業して下忍になる。下忍になったナルトは、うちはサスケ、春野サクラと共に、上忍のはたけカカシの第七班に配属される。カカシから鈴を奪い取るサバイバル演習では自分たちの未熟さを思い知るが、“仲間の大切さ”に気付き、これまで合格者を出したことのないカカシから正式に下忍として認められる。
その後、波の国のタズナの護衛の任務において、霧隠れの抜け忍、桃地再不斬と氷遁忍術を操る少年、白と戦闘。苦戦を強いられるが、この実戦を通じて忍者として大きな成長を遂げる。サスケはこの戦いにおいて、うちは一族の血継限界である写輪眼を開眼し、ナルトは自らに眠る九尾の強大な力の片鱗を初めて見せる。
中忍試験
下忍となっていくつかの任務をこなした第七班は、カカシの推薦により中忍試験に参加。木ノ葉の同期の下忍を含め、各里から中忍候補の下忍達が木ノ葉の里に集う。一次試験である筆記試験を突破し、二次試験の死の森のサバイバルに臨む。しかし、その途中、伝説の三忍の一人である大蛇丸が突如として現れ、サスケに謎の呪印を刻み込む。試験官のみたらしアンコは、かつての師であった大蛇丸を追撃するが、惜しくも取り逃がす。
その後、二次試験は終了。合格者多数のため、候補者同士による個人戦という形で予選が執り行われる。サクラは山中いのと引き分けるが、ナルトとサスケは勝ち上がり、後日行なわれる本戦への進出を決める。
木ノ葉崩し
中忍試験の予選から1ヶ月後、各国の忍頭や観衆が見守る中、中忍試験本戦が開始される。ナルトは白眼を持つ柔拳使い日向ネジを相手に苦戦を強いられるが、九尾の力を解放し勝利。カカシとの修行を終えたサスケが満を持して登場。砂隠れの我愛羅と対戦する。
カカシから千鳥を伝授されたサスケは我愛羅を相手に善戦するが、その最中、突如として何者かが場内全体に幻術をかける。大蛇丸が“砂隠れ”を巻き込み、中忍試験の隙に乗じて木ノ葉隠れに戦争を仕掛けたのである。三代目火影は大蛇丸を封印する一歩手前まで追い詰めるが、力及ばず術のみを封じてこの世を去った。木ノ葉の忍者も死力を尽くして応戦し、何とか敵を撃退。ナルトも人柱力の我愛羅と激突し、これを打ち倒す。
大蛇丸が成りすましていた四代目風影は、側近と共に腐乱した無残な死体の姿で発見され、砂隠れもまた大蛇丸に利用されていた事が明らかとなる。結果的に、この戦いで五影の内2人が死亡し、双方の里は甚大な被害を受けてしまうのだった。
暁の影
数年前、うちは一族を滅ぼし、木ノ葉隠れを抜けたうちはイタチと、霧隠れの抜け忍の干柿鬼鮫の2人が突如として里に現れた。彼らは、かつて大蛇丸も所属していた暁と呼ばれる組織のメンバーで、九尾を宿したナルトを狙っていた。彼らの侵入を察知した猿飛アスマ、夕日紅、カカシが応戦するが、イタチの写輪眼による幻術“月読”を受け、カカシは戦闘不能となる。事態を知ったサスケは、復讐の対象である実兄イタチを追う。
その頃、伝説の三忍の一人、自来也は上層部から火影就任の要請を受けるも、これを固辞し、同じ三忍で初代火影の孫でもある綱手を推薦。ナルトの修行も兼ね、共に綱手を探す旅に出る。その道中で、イタチと鬼鮫がナルトを狙って来襲。自来也の高等忍術でなんとか退けるが、イタチに単身で挑んだサスケは返り討ちに合い、重傷を負う。
三竦みの戦い
自来也と共に里を旅立ったナルトは、道中で術の修行に励む。その頃、三代目火影によって両腕を奪われた大蛇丸は術を封じられ、激痛に苦しめられていた。医療忍者のスペシャリストである綱手に両腕を治すよう、部下の薬師カブトと共に交渉を持ちかける。腕が治ったら再び木ノ葉を襲うという大蛇丸に綱手は激昂し、要求を退けるが、「最愛の2人を生き返らせる」という大蛇丸の言葉に動揺する。
その直後、自来也とナルトも綱手を発見。ナルトの姿に亡き弟の姿を重ねた綱手は螺旋丸を修得できたら、初代火影の首飾りを譲る」と賭けをする。ナルトは螺旋丸の修得に燃える。その後、綱手は大蛇丸の要求を完全に拒絶。そのまま大蛇丸?カブトとの戦闘に突入。自来也も駆けつけ、巨大口寄せ動物3体を巻き込んだ壮絶な三竦みの戦いを繰り広げる。苦戦の末、綱手の渾身の一撃によって大蛇丸を何とか退ける。この戦いで、ナルトはついに螺旋丸を修得する。
サスケ奪還任務
大蛇丸を退け、綱手が五代目火影に就いたことにより、里は平静を取り戻そうとしていた。しかし、大蛇丸によって呪印を刻まれたサスケは、己の宿命に苦悩する。そんな中、サスケは大蛇丸の部下である音の五人衆と接触。大蛇丸の元へと誘い込まれる。ナルト、シカマル、チョウジ、キバ、ネジの五人は、サスケを連れ戻すため音の四人衆と交戦。我愛羅たち砂隠れの忍者の助けもあり、重傷を負いながらも全員を倒す。しかし、サスケと戦ったナルトは敗北を喫し、サスケは大蛇丸の元へ行ってしまう。
その後、ナルトは自来也と2年半の修行に出る。
カカシ外伝
ジャンプコミックス27巻『カカシ外伝~戦場のボーイズライフ~』
ときは第三次忍界大戦、第一部から遡ること十数年前。はたけカカシの少年期の物語。写輪眼を手に入れた経緯が明らかにされる。
上忍に昇格したカカシは、うちは一族の中忍オビト、同じく中忍で医療忍者のリン、そして上官の波風ミナト(後の四代目火影)の4人で任務に向かっていた。カカシとオビトは水と油で、いつもぶつかり合う仲。ミナトは2人を諭し、しっかり者のリンは間を取り持っていた。
任務遂行のためミナトと別行動を取ったカカシ達は、敵の奇襲に遭い、リンを人質に取られる。任務を優先するカカシと、仲間の命を優先するオビトは、忍者として人としての在り方で対立する。オビトは単独でリンを助けに向かい、窮地に陥るが、駆けつけたカカシに救われる。この戦闘でオビトは写輪眼を覚醒させ、カカシは左目を失う。リンの救出に成功するが、オビトはカカシをかばい、落石の下敷きになってしまう。死を覚ったオビトは上忍の就任祝いと称し、カカシに写輪眼を、そしてリンを託した。
第二部
(ジャンプコミックス28巻から)
風影奪還任務
第一部の2年半後から始まる。暁が尾獣を手に入れるため行動を開始する。暁のデイダラが、砂隠れの里の風影になった我愛羅を倒し連れ去ろうとした。
暁を追ったカンクロウが、デイダラと共に活動していたサソリのカラクリ人形の毒によって倒され、意識を失ってしまう。その後、砂隠れの里からの緊急の報せを受け、ナルト達カカシ班が砂隠れの里へ向かう。途中砂隠れの里に戻るテマリと合流し、砂隠れの里を目指す。その頃、木ノ葉隠れの里では、ガイ班もカカシ班と同様の任務で派遣されていた。砂隠れの里についたカカシ班は、毒に蝕まれたカンクロウを治療、そして、砂隠れの里の相談役でありサソリの祖母、チヨバアと共に暁のアジトを目指す。
一方ガイ班は、カカシが口寄せした忍犬、パックンと共に川の国にある暁のアジトを目指していた。そして、カカシ班とガイ班は途中、それぞれイタチと鬼鮫(両者は偽物)の足止めを食らいながらもアジトに到着。トラップを破り、アジトである洞窟の中に突入する、ナルト、カカシ、サクラ、チヨバアの前には、既に尾獣と引き離されて絶命している我愛羅と、暁のサソリとデイダラしかいなかった。
我愛羅の奪還のためデイダラを追うナルトとカカシ。サクラとチヨバアはサソリと対峙する。祖母と孫による、砂隠れの歴史の中で最強のカラクリによる死闘の末、サクラとチヨバアは苦戦しながらも何とかサソリを倒し、ナルトたちの後を追う。
一方ナルトとカカシは、カカシの万華鏡写輪眼のおかげで我愛羅の遺体の奪還に成功する。しかし、ナルトは尾獣を体内に内包し、人柱力として生きる宿命と同じ境遇である我愛羅の死の怒りを、砂隠れのご意見番であるチヨバアにぶつける。ナルトと出逢い、考えや認識を改めていたチヨバアは、自分の秘術を使い自らの命と引換えに、我愛羅を蘇生させる。目を覚ました我愛羅の周りには、彼を尊敬し敬愛する砂隠れの忍者たちが、己の指導者の救出のために集まっていた。
天地橋任務
我愛羅奪還を果たしたカカシ班。しかし、万華鏡写輪眼の影響でカカシはしばらく動けなくなっていた。代理でカカシ班の隊長に指名されたのは暗部のヤマトと名乗る忍者だった。さらに、サスケの補充として暗部の根から派遣されたサイと名乗る忍者がカカシ班に加わり、サクラがサソリから聞き出した情報で、大蛇丸のもとにいるサソリのスパイと接触することになる。しかし、何かに付けてぶつかるナルトとサイ。そんな状態で接触の時が来る。ヤマトがサソリに変装しスパイと接触する。そのスパイの正体は大蛇丸の右腕のカブトだった。しかし、既にカブトに掛けられたサソリの術は大蛇丸に解かれており、ヤマトは窮地に陥る。ナルトはヤマトを助けるために大蛇丸に挑む。その際に大蛇丸の言葉に触発され、九尾の力が目覚めて大蛇丸を追い詰めていく。その最中、サイは本来自分に与えられた任務のために動き出す。ヤマトは何とか九尾の力を押さえ込み、その最中に、サクラに自分の正体を明かす。ヤマトは大蛇丸により初代火影の遺伝子を組み込まれた実験体で、今の木ノ葉の里で唯一木遁の術を扱え、九尾の力を押さえ込むことのできる存在だった。
ダメージを受けたナルトを回復させたカカシ班は、大蛇丸のアジトに潜入する。そこでサイの全てを知るカカシ班。サイは三代目火影と敵対していたダンゾウの部下で、ダンゾウの命によって大蛇丸と結託して、綱手の治める今の木ノ葉を潰そうとしていた。しかし、暗部の真の目的は大蛇丸が次の体にと目を付けていたサスケの暗殺にあった。ところがサスケとの繋がりを守ろうとするナルトとサクラを見て、サイはかつて自分が大切にしていた兄との繋がりを思い出し、ナルトたちと共にサスケ奪還に協力する。サイはナルトたちより早く、本来の暗殺対象であるサスケと接触し、ナルトとサクラの話をする。サイの元にナルトたちが来た時、ナルトは2年半ぶりにサスケとの再会を果たす。しかし、そこにいたサスケはかつてのサスケとは違っており、ナルトたちを本気で潰しにかかる。ナルトとサイとヤマトは、全くサスケに歯が立たずに敗れていく。その中で、九尾の妖孤はナルトに自分の力を頼るように言う。ナルトがそれを断ろうとした時、ナルトの中にサスケが現れ、九尾の妖孤を一時的に消滅させてナルトの中の力の正体を見極める。そして、全てを終わらせようとした時、大蛇丸がそれを止める。そして、かつての友であるサスケはナルトたちの前から再び消えてしまう。
変わってしまった友と、自分の非力さを痛感したナルトは、再び修行に入る。そこでカカシは、螺旋丸以上の物凄い術をナルトに授けようと特訓させる。
新たなる刺客
ナルト達が木ノ葉の里に帰還してまもなく、雲隠れの里に新たな暁のメンバーの飛段と角都が現れ、尾獣の二尾を宿した人柱力?二位ユギトを倒し、拘束する。そのまま、彼らは次なるノルマの達成のため、火の国に侵入し、高名な忍寺である火の寺を襲撃し、守護忍十二士の一人、地陸を倒す。また、他国においてはデイダラと新たに暁のメンバーとなったトビがコンビを組み、尾獣の三尾の捕獲にも成功する。
暁が着実にその目的を達成していく中、飛段と角都が火の国に侵入したことを知った五代目火影は、新編成した二十小隊の精鋭達に彼らの抹殺を命じる。しかし、交戦した猿飛アスマは、彼らの術の前に敗れ還らぬ人となる。
師の敵を討つべく、元第十班のメンバーは、アスマの代役のはたけカカシと共に再戦。彼らの連携に苦戦を強いられるが、シカマルは命がけの策で飛段をバラバラにして生き埋めにし、ヤマトを筆頭とする仮の第七班として参戦したナルトは修行で習得した、螺旋丸に風の性質変化を組み合わせた風遁?螺旋手裏剣を使用し角都を戦闘不能に追い込み、カカシが雷切でとどめを刺す。
大蛇丸との決別
飛段と角都との交戦が終わった頃、サスケは大蛇丸の下で修行を重ねていた。しかし、自身が「大蛇丸を越えた」と確信したサスケはついに大蛇丸に凶刃を晒すのであった。大蛇丸を倒しその力を取り込んだサスケは囚われていた水月を引き連れ、残りの香燐、重吾を仲間に加え、小隊を「蛇」とした。
それぞれの捜索
木ノ葉と小隊「蛇」はそれぞれイタチの捜索を開始する。ヤマトの小隊はカブトとの戦闘に陥り、取り逃がしてしまう。水月、香燐、重吾が別行動をしている間、サスケはデイダラとトビの襲撃に遭うも、デイダラを自爆に追い込む。「蛇」は木の葉の追跡から逃れ、サスケは(分身の)イタチと遭遇したことでうちはのアジトへ向かうも、水月、香燐、重吾は四尾を一人で仕留めた鬼鮫に足止めを食らう。
自来也は暁のリーダー格の情報を得るため、単独で雨隠れの里へ侵入する。ペインと小南に発見されると、ガマブン太や師匠のフカサクを口寄せし、仙人モードになって孤軍奮闘する。激しい戦闘の末、自来也は殉職するが、死に際にペインの正体の情報をフカサクに託す。
ナルトは「蛇」を見つけるも、イタチの分身に遭遇する。その後、木ノ葉の小隊はトビ(うちはマダラ)に足止めを食らう。サスケはイタチと戦闘を始め、苦戦するも勝利する。後にマダラから、うちは一族とイタチの真実を知らされることになった。
次なる暁の動き
万華鏡写輪眼を手に入れたサスケは水月、香燐、重吾と合流し、小隊の名を「蛇」より「鷹」と改め、暁と手を組み、イタチや一族の真の敵である故郷、木ノ葉への復讐を決意する。その頃、木ノ葉では自来也の戦死がフカサクから伝えられ、ナルトはフカサクのいる妙木山で修行を開始する。
「鷹」は雲隠れの里へ向かい、八尾の人柱力であるキラービーと戦う。水月、香燐、重吾に助けられながらもサスケは天照でキラービーを生け捕りにし、マダラに引き渡した。このことは雲隠れにも知られ、「鷹」は雲隠れに追われる身となった。暁は八尾の封印を行うが、サスケが生け捕りにしたキラービーは変わり身だったため、失敗に終わった。
ペインの侵攻
ナルトが妙木山で修行の成果を上げる中、九尾捕獲の為、ペインと小南は木の葉へ襲撃を開始する。容赦無い破壊を行い、次々と里の人や忍達を追い詰め、はたけカカシやシズネ等の忍達を殺害する。更に、自らの術で木ノ葉にクレーターを作った。ナルトは蝦蟇から木の葉襲撃の報を聞くと、急いで帰還し、単独でペインと交戦する。
ナルトは仙人モードを駆使し、九尾暴走の経緯を経て、ペインを打ち倒し、ペインを遠隔操作していた本体の長門に接触する。ともに自来也を師と仰ぐ弟弟子のナルトに、長門は自らの過去を語り、忍びの世界に平和をもたらす術を問う。ナルトは自来也の想いを説く。その想いに応えるように、己が命と引き換えに木ノ葉の忍達を蘇生させ、長門は力尽きた。長門の亡骸を抱いた小南は、長門の遺志に応え、ナルトに協力する旨を伝えた。
五影と暁
木ノ葉が復興へと動く中、ペイン襲撃の際にチャクラを使い果たして昏睡状態に陥った五代目火影?綱手に代わり、ダンゾウが半ば強引に六代目火影に就任してしまう。
雷影は、キラービー(変わり身)が誘拐されたこと激高し、雲隠れの忍にサスケらの捜索を命令。また、抜け忍のサスケを木ノ葉が止めなかったことが気に入らなかったため、サスケの殺害に同意を求める文書を用意させ、五影を招集する。八尾の捕獲に失敗したことを知ったマダラは、サスケに接触し、急遽「月の眼計画」を打ち出す。
中立国である鉄の国で「五影会談」が開かれたが、暁が会場に侵入し、五影と交戦する。マダラは「月の眼計画」と「第四次忍界大戦の布告」を伝え、姿を消した。最終的に五大国は、雷影を筆頭に忍連合軍を結成することや人柱力の保護拘束を決定した。その後、会議を通じて戦争の準備を進めていった。
会談後、サスケは敵の一人であるダンゾウを殺害し、鷹のメンバーを見限る。そしてナルトはサスケと再会し、サスケの復讐心を知り、サスケとの決着に命を懸けることを決意する。その後、ナルトは雲隠れの孤島(島亀)で同じ人柱力であるキラービーと共に九尾コントロールの修行をし、新たな力を手に入れる。その際、ナルトの母であるクシナと再会し、16年前の真相を聞くこととなる。また暁の襲撃を受け、鬼鮫が死亡するも、忍連合軍の情報の流出やヤマトの捕縛を許してしまう。一方マダラは、カブトと接触し、協定を結ぶ。そして、雨隠れの里で小南を殺害し、長門の輪廻眼を手に入れ、左目に移植する。その後、カブトの穢土転生で蘇生された人や10万体のゼツなどの軍隊を揃え、戦争の準備を進めていった。
宿命の闘いの時が迫るナルトとサスケ。大いなる野望に動き出す暁、それを阻止しようとする忍五大国。全ての因縁に終止符を打つべく、ついに第四次忍界大戦が開戦する。物語は終幕へと向かうのだった。
世界観
この作品の舞台は近世の日本をベースに、現代文化をミックスした架空の世界である。科学技術はある程度発達しているが、人々は昔ながらの営みと共同体を築き、独特の世界観を構成している。
衣服は近世に見られるような着物が中心で、和装からジャージ、タイツ、チャイナ服、洋服まで様々。木ノ葉の里の忍はベストを着用している。食も基本的に和食。建物には東洋の趣があり、公共建築などにはコンクリートや金網も見受けられる。通貨の単位は両。
消防には水遁が用いられるなど、忍術が機械の役割を果たしているため機械文明はさほど発達していないが、蒸気機械や電気機器は登場する。
各国はそれぞれの国の大名が統治しているが、ほとんどお飾りのように扱われており(一部の忍達からは「バカ大名」と陰口を叩かれている)、第四次忍界大戦においても全く危機感を抱いていないなど、為政者としての威厳があるとは言えない。
NARUTOにおける忍者
この作品は、忍術が一種の超能力として描かれている。忍者という設定や忍術の位置づけが、バトル漫画としての根幹を成しているが、どちらかといえば戦国の侍や傭兵に近い(史実の甲賀忍者や服部半蔵は侍でもあり、伊賀忍者は傭兵でもある)。「忍者」の神秘性を分かりやすくデフォルメして、「自己主張の強い『ninja』たちが派手なバトルを展開する」という娯楽性重視の世界観が作品に魅力を与えている。
主な用語
忍者の能力
チャクラ
忍術を発動するためのパワーのこと。忍びの最も基本的な存在。「身体エネルギー」とは、人間の身体を構成する膨大な数の細胞一つ一つから取り出すエネルギーのことをいい、「精神エネルギー」は、修行や経験によって蓄積したエネルギーのことをいう。これらは「チャクラ」と呼ばれる。「身体エネルギー」と「精神エネルギー」を練り上げて(「チャクラを練る」という)、術者の意思である「印」を結んで(組んで)、術を発動することができる。チャクラを上手くコントロールすれば水面を歩いたり、垂直な壁を手を使わず足だけで上ることも可能。
術
忍者が繰り出す忍術、幻術、体術などの総称。詳細はNARUTO-ナルト-の術を参照。
仙術
「身体エネルギー」と「精神エネルギー」を練り上げることでチャクラが練られるのだが、この2つのエネルギーにさらに外からの「自然エネルギー」を加えることで「仙術チャクラ」と呼ばれるチャクラが練り上げられる。仙術チャクラを練ることで術の威力が格段に上がる。仙術チャクラを用いた術のことを示す。格段詳細はNARUTO-ナルト-の術を参照。
業
修業法のこと。足の裏から放出するチャクラを精緻にコントロールすることで水面歩行を可能にする水面歩行の業、肉体鍛錬のため片腕のみで急峻な崖を登る崖登りの業など、目的別にいろいろな修業法がある。
血継限界
遺伝によって伝わる特殊な能力のこと。詳細は血継限界を参照。
経絡系
全身に張り巡らされたチャクラの通り道。この経絡系上には“点穴”と呼ばれるツボがある。実質、経絡系を封じると上手く術が発動できなくなるが、点穴を正確に突くと術の発動を完封することができる。日向一族の血継限界「白眼」はこの経絡系を見透かす能力を有し、日向ネジは点穴の位置を見通すことができる。
八門遁甲
体内に存在する8つのチャクラの密集した部位、「体内門」(順に、開門?休門?生門?傷門?杜門?景門?驚門?死門)のこと。これらの体内門を開放することで爆発的に戦闘能力を向上させることができるが、開放するごとに術者への肉体的負担も増し、自身の生命も脅かされる。八門全てを開いた状態は「八門遁甲の陣」と呼ばれ、火影をすら上回る力をも手に入れられるが、万が一発動すれば確実に命を落とすと言われている。参照[1]
忍者の分類
影、上忍、特別上忍、中忍、下忍
忍者のランク。ランクによって任される任務が変わる。
影-五大国(火の国、水の国、雷の国、風の国、土の国)の里長の称号。それぞれの里長は、国名から一文字をとり火影、水影、雷影、風影、土影と呼ばれている。影は、全世界何万の忍者の頂点に君臨する存在である。上忍会議に推挙され大名に承認されたものが「影」を名乗ることが出来る。
上忍-里の中核的存在。この立場になると里の方針を定める上忍会議に出席することが出来る。上忍になる方法はその国の長、上忍達等による推薦または要請など。
特別上忍-上忍と中忍の間にあり、専門的な任務に従事する。着任方法は不明。
中忍-部隊長クラス。中忍試験に受かることで中忍になる。
下忍-忍の最低ランクにして里の主戦力。木ノ葉隠れの里ではアカデミー卒業により下忍になる。
アカデミー
忍者を養成する学校。木ノ葉の隠れ里のアカデミーは二代目火影によって創設された。
医療忍者
術により医療を行う忍者。有名な医療忍者は、五代目火影?綱手、シズネ、サクラ、カブト、砂のチヨバアなど。
暗部
正式名称?暗殺戦術特殊部隊。特殊な任務をこなす影の部隊。木ノ葉隠れの里には、暗部養成部門「根」が存在した。
抜け忍
里を抜け自らの目的のために生きる忍者。抜け忍は一般に里の忍として見なされないので割り振られる仕事がなく、自ら暗殺?ボディガードなどの仕事を受け生活する。なおその時の報酬金は、里に所属しているものよりも値が安い場合が多い。中には盗賊に身を落とす者やテロリストとして諸国から指名手配される者もいる。
追い忍
抜け忍を追跡し、抹殺することを専門とする忍者。
料理忍(アニメオリジナル)
戦場で戦う忍者たちを支援する忍者達。しかし忍たちの体重が増え任務に支障が出てきたため、今や存亡の危機にある。
人柱力(じんちゅうりき)と尾獣(びじゅう)
人柱力とは、世界に九体存在した魔獣を体内に封印された者。魔獣は、尾獣とも呼ばれ圧倒的なチャクラを持つ。人柱力は、体内の尾獣と共鳴し、人知を超えた圧倒的な力を発揮するが、その力を恐れられ、集団から追いやられる傾向が強い。うずまきナルトや我愛羅はこれにあたる。
装備品、携帯品
クナイ、手裏剣、煙玉、光玉
実際の忍者が使用する通りに使用する。
額当て
それぞれが所属する里のマークをついた額当てをつけている。ただし必ずしも全ての忍者が額に巻いているわけではない。また第二部では「忍」と書かれてある忍連合軍の額当てが登場している。抜け忍は、自身がかつて所属していた里の額当てに決別の証として横一文字の切り込みを入れていることが多い。原案では元はゴーグルであったが、作者曰く面倒なので額当てを考案した。
起爆札
時間が経つと煙を発して爆発する術式が書かれた札。クナイに結びつけられて目標物に投げたり、敵に対する罠として使用される。
巻物
口寄せの契約などに用いる。また武器を出すこともできる。口寄せの動物については、NARUTO-ナルト-の口寄せ動物参照。
千本
細い針の形状をした忍具。殺傷能力は低い。医療にも用いられる。
刀
チャクラを流し込んで切れ味を上げる効果を持つチャクラ刀や、普通の刀が存在する。全ての忍が携帯するわけではなく、霧隠れの「忍刀七人衆」や鉄の国の侍など、ごく一部の手練れが使用する。
首切り包丁
元忍刀七人衆の1人、桃地再不斬が持つ断刀。血中の鉄分を吸収することができ、刃こぼれなど刀身が損傷しても、人を斬りその血を浴びることで修復していく。
再不斬の死後は墓の傍に置かれていたが、後に水月が盗み引き継ぐ。五影会談の際、四代目雷影?エーに折られた後行方不明になるが、再不斬が穢土転生で蘇生すると同時にその手に戻り、彼を倒したカカシが手に入れる。
鮫肌
暁の一員、干柿鬼鮫が持つ大刀。刀自体が意思を持ち、他人のチャクラを削り取り喰らう習性を持つ。使い手と融合して肉体を強化したり、鮫肌が喰らったチャクラを吸収して回復することも可能。鬼鮫が里を抜ける前に前任の使用者?西瓜山河豚鬼を殺害して受け継ぎ長らく愛用していたが、キラービーとの戦闘中に寝返り、以降は彼が所有している。
ヒラメカレイ
忍刀七人衆の1人、長十郎が持つ大双剣。刀身にチャクラを貯めて開放することで、敵にダメージをあたえる。
牙
二刀一対の雷刀。使用者は林檎雨由利と黒鋤雷牙(アニメ版のみ)。雷を帯びさせることによって、切れ味を最高の質に高める。また、雷牙はこの刀を避雷針の様に使い、雷をそのまま地面に流したり、雷撃を放つために使用した。
兜割
斧のような刃と大型のハンマーが下緒を繋がれた形状をした鈍刀。使用者は通草野餌人。一撃目は刀で、二撃目で刀の峰をハンマーで叩くことによって、どんなガードも叩き潰すことが出来る。
縫い針
縫い糸(見た目はワイヤーに近い)を通した刺繍針が巨大化したような形状の長刀。使用者は栗霰串丸。突き刺した物体全てを糸で縫い合わせてしまう。
飛沫
大量の起爆札が貼られた爆刀。使用者は無梨甚八。鍔迫り合いの中、起爆札を爆発させることで、相手に爆風を与えたり、太刀筋に爆発の力を加えることが出来る。
傀儡人形
【傀儡の術】で操る人形。刃物や毒針など多くの仕込みが施されていて、熟練の忍ならば複数の傀儡人形を一度に操ることができる。現時点では砂隠れの里の物のみが登場している。
弓矢
音の鬼童丸など一部の忍者が使用する。他に、劇場版で登場する鬼の国の警護役や波の国編で登場したタズナら波の国の住人(クロスボウを使用)など、忍び以外の勢力が使用する武器としても登場する。忍具として用いられることは少ない。
兵糧丸
食べるとチャクラを回復?増幅させる効果のある丸薬。
六道仙人の宝具
書物に記された忍具。かつては雲隠れが集めていた。琥珀の浄瓶以外は金角?銀角兄弟が所有しており、第四次忍界大戦にて姿を表す。特殊な力を持つ分チャクラ消費が激しいのが特徴で、普通の人間が使用するとチャクラを吸い取られて最悪の場合死に至るため、金角?銀角並のチャクラが無ければまともに扱うことすらできない。
幌金縄(こうきんじょう)
人を縛り、言霊を追い出す縄。これに触れた対象者は、人生で一番口にした言葉(口癖)を言霊として口から絞り出される。
七星剣(しちせいけん)
言霊を斬り、呪う剣。金角の体内に封印されていた。幌金縄によって絞り出した言霊と対象者を斬り、文字で表示させる。この時、対象者は言霊を人質に呪印術と封印術に掛けられた状態になる。
紅葫蘆(べにひさご)
言霊を録音し、人を封印する瓢箪。七星剣で斬った対象者の言霊を吸い込んで録音することで、その言葉を喋ると封印が行われる。また、対象者が喋らずに黙っていた場合でも自動的に封印される。
芭蕉扇(ばしょうせん)
5つの性質変化を自在に発生させる扇。
琥珀の浄瓶(こはくのじょうへい)
所有者の呼び掛けだけで対象者の声を録音し、封印する瓶。雲隠れが金角?銀角から奪ったまま唯一所有しており、八尾の一時封印に用いられていた。
その他
暁(あかつき)
尾獣を狙う謎の組織。詳細は暁(NARUTO)を参照。
侍(さむらい)
鉄の国を守る者たち。全身を鎧で覆い、チャクラを刀に流し込んで主に白兵戦で戦う。雨隠れの半蔵曰く、かつては侍にも沢山の流派があったが(鉄の国以外にも)、忠より理を優先する忍が登場すると、忍に宗旨替えするものが多くなりやがて廃れていったという。
忍界大戦
忍同士で起きる大規模な戦争。モチーフは世界大戦。
第一次忍界大戦
五大国が設立するきっかけになった戦争。初代火影が、尾獣バランスのため各国に振り分けたのもこの時期。
第二次忍界大戦
第一次大戦の終戦から20年後に始まり、この時期「木ノ葉の三忍」が生まれる。この戦争で、綱手の想い人ダンが死亡する。自来也は弥彦達に出会い、修行につく。
第三次忍界大戦
第一部より約13年前に勃発。カカシ外伝で起こった「神無毘橋の戦い」はこの時期。
第四次忍界大戦
第二部における忍連合軍(忍五大国+鉄の国)と暁を率いるうちはマダラ&薬師カブトとの間で起こった戦い。
忍連合(しのびれんごう)
第四次忍界大戦に備え、五大国に所属する隠れ里と鉄の国の侍が組織した連合軍。総兵力は約8万。本部は雲隠れの里に置かれている。
部隊参加者の装束は各里のものだが、額当ては新たに作成された「忍」の文字が刻まれたものを着用する。
忍連合に所属していない湯の国や霜の国に暁来襲のための避難勧告を出していることから、広く世界に及ぶ権限を保持していることがわかる。
·総大将四代目雷影?エー
o戦闘大連隊連隊長五代目風影我愛羅
§第1部隊?戦闘中距離部隊第1部隊長ダルイ
§第2部隊?戦闘近距離部隊第2部隊長黄ツチ
§第3部隊?戦闘近中距離部隊第3部隊長はたけカカシ
§第4部隊?戦闘遠距離部隊連隊長兼第4部隊隊長我愛羅(部隊長代理奈良シカマル)
§第5部隊?戦闘特別部隊第5部隊長ミフネ
o奇襲部隊隊長カンクロウ
o後方支援医療部隊隊長シズネ
o情報部隊隊長山中いのいち
o感知部隊隊長青
o先発偵察隊隊長みたらしアンコ
国?里
忍者は、各国にある隠れ里に属している。隠れ里は依頼を受け、忍者を派遣する。依頼内容には難易度別にランクがあり、内容によって派遣される忍者のレベルが変わる。忍者は通常数名でチームを組み、派遣される。
ナルトの世界では、主に忍者同士の戦いが描かれ、それ以外の者(侍、盗賊など)との戦いは、あまり描かれていない。国というものは存在しているが、隠れ里以外で国が持つ軍隊などの戦力はほとんど描かれていない[注釈1]。
隠れ里は、ひとつの国にひとつあり、それぞれ国全体を勢力圏としている。そのため、国の力というのはその国の隠れ里の力に大きく依存している。特に火の国、水の国、雷の国、風の国、土の国の5つの国は特に大きな力を持ち五大国と呼ばれる。
隠れ里同士はかつては大戦に見舞われたが、第一部開始時点では表面的には友好関係を保っている。戦争時には国は里に頼るしかないが、平和な時代が訪れたため里の力は小さな里から順に弱まり始めている。隠れ里では、忍者だけではなく、多くの一般人も住んでおり、商売をするなどして暮らしている。
火の国(木ノ葉隠れの里)
ナルトやカカシの所属する木ノ葉隠れの里を持つ。五大国の中で、最強の里でほぼ中心に位置している。地形的には森林が多い。砂隠れの里とは同盟関係にある。
木ノ葉の隠れ里の長「火影」は、第一部開始時は三代目?猿飛ヒルゼン。四代目?波風ミナトは、九尾を封印した際に既に死んでいる。第一部途中に三代目が四代目と同じ術を使い、大蛇丸の術を封印し、死亡。五代目には綱手が就任している。
里の周囲には結界が張られており、許可なく侵入すればすぐに感知される。崖には歴代火影の彫刻が彫られており、見た目はラシュモア山に近い。
第二部からは綱手の指揮のもと、20小隊に隊が改変されている。
伝説の三忍
木ノ葉隠れの里出身の自来也、大蛇丸、綱手の3人のこと。その力は五影に匹敵するともいわれ他国にもその名が及ぶ。大蛇丸は里を抜け後に死亡。自来也も殉職し、残っているのは現火影である綱手のみ。
守護忍十二士
かつて火の国の大名を守っていた12人の忍者。猿飛アスマと地陸だけがその生き残りだったが、どちらも暁によって殺害され、壊滅した。疾風伝ではかつて一部のメンバーがクーデターを起こし、それを止めようとした残りのメンバーと相討ちになったことが語られている。
「根」
木ノ葉暗部の養成部門。タカ派のダンゾウが「木ノ葉という大木を目に見えぬ地の中より支える」という目的で創設した秘密組織。「根」に属するものの多くは孤児で、幼いころからわが身を捨ててひたすらに任務のみをこなすのが唯一の存在意義されてきた。三代目火影ヒルゼンは「根」を公式的には解体したが、依然ダンゾウの下で水面下に存在している。但し、ダンゾウの死後における存在の有無は不明。
木ノ葉警務部隊
木ノ葉隠れの里内での治安維持を目的として二代目火影?千手扉間が創設した特別部隊。「うちは一族」がその中核を代々担っていることから、警務部隊のシンボルマークはうちは一族の家紋である。10年前[注釈2]に発生したイタチの事件により壊滅した。
火ノ寺
「火の国に火ノ寺あり」と謳われた名刹。その寺の「忍僧」は皆「仙族の才」と呼ばれる特別な力を持つといわれる。後に暁の飛段と角都が侵攻し、壊滅的な被害を受ける。
森の千手一族
木ノ葉隠れの創設者の一人であり後に初代火影に就任した千手柱間が筆頭となり、弟の二代目?千手扉間らと共に率いた一族。忍の始祖、六道仙人の末裔。柱間の孫である五代目?綱手もその血を受け継いでいる。『千の手を持つ一族』として、どの一族からも一目置かれ、恐れられていた。忍術?体術?幻術などあらゆる忍術に精通する忍を有し、うちは一族と共に戦国時代最強と言われていた。
うちは一族
木ノ葉の隠れ里のエリート一族。忍の始祖、六道仙人の末裔。主に火遁を用いる。かつてはその図抜けたチャクラと、相手の体術?忍術などをコピーでき幻術を繰り出す写輪眼、さらに写輪眼以上の高等瞳術を発動させる万華鏡写輪眼を用い、あらゆる戦闘に長けた一族として知られていた。戦国時代後期に無敵を誇った柱間率いる千手一族に対し、唯一対抗しうる一族だった。当時のリーダーは、木ノ葉隠れ創設者の一人でもある、うちはマダラ。
初代火影の座を巡る主権争い、そしてうちは主導の道に反対した一族と千手率いる里への復讐を誓いマダラが挑んだ木ノ葉隠れ(柱間)との戦い、双方に彼が敗れた後、一族は二代目火影らによって里の政から徐々に遠ざけられた。そして16年前の九尾事件により一族への疑念は決定的となり、居住区も里の片隅へと追いやられることになる。
里への不信を募らせた一族は、サスケの父うちはフガクを首謀者として里を乗っ取るクーデターを企んでいた(当時、子供だったサスケは知らされていなかった)。しかし、里の平和と安定を第一に望み、ダンゾウら木ノ葉上層部に一族抹殺の命を受けた兄イタチとその協力者マダラによって、サスケ以外の一族全員が惨殺された。この事件以後、サスケはイタチに対し並々ならぬ憎悪と復讐を誓うようになる。その後、イタチへの復讐を果たしたサスケは、古くから続く一族と里との因縁、一族抹殺事件とイタチの真相をマダラから知らされることになる。
イタチが死亡した現在、一族の生き残りはサスケと未だ存在自体に謎の多いマダラのみである(いずれも万華鏡写輪眼を有している)。
猿飛一族
木ノ葉の一族の一つ。木ノ葉でもとりわけ希少な能力を持つ奈良、山中、秋道の3つの一族とは代々特別な関係にある。主な人物は三代目火影?猿飛ヒルゼン、猿飛アスマ、猿飛木ノ葉丸など。
奈良一族
自分の影を自由自在に操る一族。影で相手の足止めが可能。また鹿を操ることができる。山中一族と秋道一族とは特別な関係を持ち、3つの一族は結束して代々里を守ってきた。主な人物は奈良シカマル、奈良シカク。
山中一族
他人の精神を乗っ取る「心転身の術」を使うことができる一族。主な人物は、山中いの、山中いのいち、暗部のフーなど。
秋道一族
体を巨大化する倍化の術を操る一族。体に負担を強いる一方強力な力を示す秘伝の丸薬が伝わっている。秋道チョウジ、秋道チョウザなど。
日向一族
木ノ葉の忍一族の一つ。透視能力や写輪眼以上の動体視力と体内の経絡系を透視する能力を有する血継限界?白眼を持つ。
宗家と分家で区別されており、分家の者は「籠の中の鳥」を意味する呪印を額に刻まれることで宗家に縛られ、死ぬまで宗家のため尽くさなければならない。主な人物は、日向ヒナタ、日向ネジ、日向ヒアシなど。
油女一族
蟲使いの一族。自分自身のチャクラを餌に奇壊蟲と呼ばれる蟲を無数に体内に飼い、戦闘に利用する。主な人物は油女シノ、油女シビ、暗部のトルネなど。
犬塚一族
犬と共に戦う一族。一族の人間は普段から犬と共に生活している。主な人物は、犬塚キバ、犬塚ツメ、犬塚ハナなど。
鞍馬一族
アニメオリジナル。かつては木ノ葉の一代勢力だったが、現在は衰退している。幻術を得意とする。
一楽
ナルトが好物として、頻繁に通うラーメン屋[7]。テウチとアヤメの親子が営んでおり、疾風伝では一時的につけ麺の専門店になった。
死の森
第44演習場の通称。中忍選抜第二試験の会場となった。
終末の谷
サスケが里を抜ける際にナルトと戦った場所。火の国の外れにあり、滝が流れている。かつて、うちは一族創始者のうちはマダラが後の初代火影?千手柱間に木ノ葉隠れの里の主導権争いに敗れた場所で、谷には彫刻が残されている。
風の国(砂隠れの里)
砂隠れの里を持つ国。地形的には砂漠が多い。砂隠れの里は木ノ葉隠れの里と同盟を結んでおり、中忍試験を共同で行っている。
風の国の大名は、軍縮の方針を打ち出し、他国の隠れ里に依頼するなど自国の里の力を重視していないため、力は衰えつつある。そのため、大蛇丸の計画に乗り木ノ葉崩しに参加するも、その後は再び同盟状態に戻っている。
砂隠れの里の長「風影」は、第一部開始時四代目。「木ノ葉崩し」の際に大蛇丸に暗殺されていた。第二部開始時には我愛羅が五代目に就任している。
水の国(霧隠れの里)
「水影」を長とする霧隠れの里を持つ島国。地形的には海などの特殊な地形が多い。里の人間の中にはギザギザとした魚類のような歯や干柿鬼鮫のように魚類そのもののような顔を持った人物がいるのが特徴。かつては血霧の里と呼ばれ、その当時のアカデミー卒業試験は生徒同士が殺し合いをするという過酷なものだったが、ある事件を期に改変を余儀なくされた。また、内乱が多発した政情不安定な土地柄ゆえか、血継限界の血族はその力を恐れられ迫害される傾向にある。島国故に外交をあまりしてこなかったため、暁発祥の地と考えられている。
霧の忍刀七人衆
特殊な7本の刀を操る里の実力者達。彼らの持つ刀は代々受け継がれていくことになっているが、その多くが刀共々里から離反し、第二部時点では長十郎しか残っていない。第四次忍界大戦では、歴代でも特に強いメンバーが穢土転生によって蘇生される。
雪一族
血継限界の氷遁忍術を操る一族。かつての戦で徴用されていたが、その後は呪われた血族として蔑まされていた。白はこの一族の末裔。
土の国(岩隠れの里)
「土影」を長とする岩隠れの里を持つ。地形的には岩山が多い。かつて第三次忍界大戦で、木ノ葉隠れの里と戦ったことがある。
上水流一族
アニメオリジナル。蜂を操る力を持つ。かつて油女一族に破れ、現在では里での地位は低くなっている。
雷の国(雲隠れの里)
「雷影」を長とする雲隠れの里を持つ。地形的には高山などの山脈地帯が多い。かつてある出来事により火の国と戦争寸前の状態になったが、両者の間で交わされたある取引により回避された。第二部では、第四次忍界大戦に対応するため、五大国の忍びが結集し創設された「忍連合」の本部が置かれている。
島亀
雲隠れの里が代々所有する移動式の孤島。その正体は超巨大な老亀である。島内には、人柱力が修行するための場がある。島内に生息する動物は皆巨体で凶暴。
音隠れの里
火の国の北に位置する小国にある里。第一部開始の約一年前に、大蛇丸を長とする音隠れの里ができたとされる。アニメでの自来也曰く、元々小国であった田の国の大名が無理に軍備の拡張を目指し、そこに漬け込んだ大蛇丸に利用された形で誕生した隠れ里が音隠れの里だという。里長である大蛇丸の死後、音隠れの里は事実上消滅した。
ふうま一族
アニメオリジナル。大蛇丸に協力するものと協力しないものとに一族が分離してしまった。原作にも「風魔一族」という忍の一族が登場するが、関連は不明。
死韻の一族
アニメオリジナル。楽器を用いた術を扱う。音隠れの里ができたことで仕事が減り窮地に追い込まれる。
その他の小国?里
波の国
隠れ里を持たない小国。大名ですら金を持っていないという貧しい島国であった。第一部で桃地再不斬と白がナルト達と戦った舞台である。第二部では島と大陸を結ぶ橋が開通したため豊かな国となった。完成した橋はナルトの活躍にちなみ「ナルト大橋」と名付けられた。
草隠れの里
木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。火の国の北西に位置する。暁のゼツや香燐の出身の里。第二部で大蛇丸とカブトと戦った舞台である天地橋がある。
雨隠れの里
木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。土?風?火の3大国に囲まれている。昔から大国の戦場となることが多かったため、ペインが国を統一するまで内政が安定せず治安も維持されていなかった。地形的には湖沼が多く、街には高い塔が林立している。気候は湿潤で常に雨が降り続けている。
半蔵が里長を務めていたが、半蔵に反発するペインの一派が勢力を増長していき、やがて国は半蔵派とペイン派に二分される。ペインが半蔵を暗殺すると、ペインが代わって里の支配者の座に就く。ペインは里の内状を他国に漏らさないよう国を鎖し、国内でも公の前に姿をあらわさないことから、神格化された存在となった。ペイン死亡後の里の内状は不明。
滝隠れの里
木ノ葉隠れの里と共同で中忍試験を行っていた里。火の国の北に位置する。暁の角都の出身の里。長はシブキ(アニメオリジナル)。
渦の国(渦潮隠れの里)
かつて木ノ葉隠れの里と同盟関係にあった忍の隠れ里。封印術に長け、里の人々は生命力が強く平均寿命が長いことから「長寿の里」とも呼ばれる。マークである渦巻き模様は現在の木ノ葉のマークに取り入れられている。10年以上前に滅び、里の忍達は散り散りになって暮らしている。
うずまき一族-渦潮隠れの里の代表的な一族。封印術に長け、生命力が強いため人柱力となるものが多い。初代火影?千手柱間を輩出した木ノ葉の森の千手一族とは遠縁にあたる。また赤髪という特徴がある。主な人物は、四代目火影?波風ミナトの妻にしてナルトの母親であるクシナ。初代火影?千手柱間の妻ミト。そして主人公のうずまきナルトである。また、トビ曰く暁の創設者であるペインこと長門も一族の末裔の一人であるという。
湯の国(湯隠れの里)
「戦を忘れた里」と呼ばれており、観光資源を有している小国。火の国の北東に位置する。暁の飛段の出身の里。第四次忍界大戦では暁の来襲の恐れがあり、全域が戦場になる危険が高いために忍連合から避難勧告が出され、大名他一同が避難した。
霜の国(霜隠れの里)
火の国の北西、湯隠れと雷の国に挟まれた地峡に位置する小国。第四次忍界大戦では、湯の国同様、大名他一同が避難した。
鉄の国
三狼と呼ばれる三つの山からなる国。気候は寒冷。
独自の文化、権限、強力な戦力を持つ忍世界の中立国である。忍ではなく「侍」と呼ばれる者たちが国を守る。国の長は侍大将のミフネ。五影会談の会場となり後に忍連合軍に参加する。
林の国
「般若衆」という忍を抱える国。所在地は不明。般若衆の暗部をダンゾウに暗殺された恨みから、その残党が五影会談に向かうダンゾウを奇襲したが、返り討ちにされて全滅した。
川の国(谷隠れの里)
火の国と風の国に挟まれた国。詳細は不明。
石隠れの里
土の国と風の国に挟まれた国にある里。詳細は不明。
空区
どの国?里にも属さない巨大な廃墟群。廃墟内には忍に武器を供給する武器商人が営む店がある。また忍術を使いこなす猫、「忍猫」の縄張りがある。
アニメオリジナルの国?里
茶の国
火の国の南の半島にある国。隠れ里は持っていない。
石の国
火の国の西方(土の国と風の国に挟まれている)賞金稼ぎのいる荒野にある小国。隠れ里は持っていない。
鳥の国
火の国の西方(川の国の西側)にある小国。隠れ里は持っていない。
海の国
水の国に隣接する諸島からなる小国。隠れ里を持っておらず水の国の軍備に頼っている。かつて大蛇丸がこの国に隠れて忍術の開発を行っていた。
星隠れの里(熊の国)
星影を長とする小規模の隠れ里。ただし星影は、五大国から影として公認されていない。200年前に降って来たチャクラを増大させる星(隕石)がある。星の力を利用し、孔雀妙法を編み出し、長年戦力として使用していた。ただし、この力は身体に悪影響を及ぼすため、星影は隕石を使うことを禁じた。
菜の国
山奥にある国。隠れ里はないが、花忍者という忍者が2人いる。
陽炎の里(山の国)
かつて木ノ葉の里に戦いを挑み敗れて消滅した里。
匠の国
忍具の製作に秀でた国。各国の忍者に忍具を供給している。
劇場版に登場
雪の国
映画第一弾、『大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』の舞台。北の果てに位置する寒冷な国。
月の国
映画第三弾、『大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよの舞台。南海の彼方に位置する常夏の国。
鬼の国
映画第四弾、劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝の舞台。魍魎という魔物を封印する能力をもった巫女が国を治めている。
空の国
映画第五弾、『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝絆』に登場する国。第三次忍界大戦で木ノ葉隠れの里に一度滅ぼされたが、その残党が木ノ葉を襲撃する。「空忍」という飛行能力を持つ忍者や航空母艦式の移動基地を持つ。
楼蘭
映画第七弾、『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝ザ?ロストタワー』に登場する街。風の国領土内に存在した。「龍脈」という特殊なチャクラに恵まれていたため、千の高い塔を有する栄華に満ちた街であったが、現在は廃墟と化している。かつての街の住人の子孫たちは遊牧民として暮らしている。
単行本
岸本斉史『NARUTO-ナルト-』集英社〈ジャンプ?コミックス〉、既刊60巻(2012年5月2日現在)
単行本一覧[表示]
メディア展開
公式本
·NARUTO秘伝?臨の書-キャラクターオフィシャルデータBOOK(集英社?ISBN4-08-873288-X)
·NARUTO秘伝?兵の書-オフィシャルファンBOOK(集英社?ISBN4-08-873321-5)
·NARUTO秘伝?闘の書-キャラクターオフィシャルデータBOOK(集英社?ISBN4-08-873734-2)
·NARUTO秘伝?者の書-キャラクターオフィシャルデータBOOK(集英社?ISBN978-4-08-874247-2)
·NARUTO秘伝?皆の書-オフィシャルプレミアムファンBOOK(集英社?ISBN978-4-08-874834-4)
·NARUTO-ナルト-岸本斉史画集UZUMAKI(集英社?ISBN4-08-873706-7)
·NARUTO-ナルト-イラスト集NARUTO(集英社?ISBN978-4-08-874823-8)
アニメの公式本については、NARUTO-ナルト-(アニメ)#公式本を参照。
テレビアニメ
テレビアニメ『NARUTO-ナルト-』
テレビ東京系列で2002年10月から2007年2月まで放送された。劇場版も3作製作された。
テレビアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』
テレビ東京系列で2007年2月15日から放送中。テレビアニメ『NARUTO-ナルト-』の続編。劇場版も5作公開された。
テレビアニメ『NARUTO-ナルト-SDロック?リーの青春フルパワー忍伝』
テレビ東京系列で2012年4月3日から放送中。
2003年から放送されている、ナルトをテーマにしたラジオ。2007年3月までのタイトルは『オーNARUTOニッポン』だったが、同年4月からは『NARUTORadio疾風迅雷』に改題された。「NARUTO-ナルト-(ゲーム)」を参照
舞台
2006年5月、東京?大阪にて、ミュージカルとイリュージョン(大規模なマジック)を融合した“忍者イリュージョン”として戯曲化。
主要キャストはジャニーズ事務所の所属ユニット?ミュージカル?アカデミー(MA)。イリュージョン演出はプリンセス天功(プリンセス?テンコー)、脚本?演出はきだつよしが担当した。
公演日と場所は
·東京公演は、5月4日~14日?五反田ゆうぽうと簡易保険ホール。
·大阪公演は、5月19日~21日?シアターBRAVA!。
出演者は
·うずまきナルト:屋良朝幸
·うちはサスケ:町田慎吾
·春野サクラ:三倉茉奈、三倉佳奈
·はたけカカシ:岩崎大
·我愛羅:米花剛史
·綱手:愛華みれ
·不知火ゲンマ:平田広明
·一楽店長テウチ:尾藤イサオ
以下はオリジナルキャラクター
·コワネ:秋山純
·ワカ:新妻聖子
·コトノハ:岡幸二郎
·コワブル:松本康太(レギュラー)
·コワダカ:西川晃啓(レギュラー)
小説
すべて集英社?JUMPjBOOKSから発売。著者は、日下部匡俊(ド根性忍伝のみ東山彰良)。
NARUTO-ナルト-白の童子、血風の鬼人
ISBN4-08-703121-7
序盤の白、桃地再不斬までのノベライズ。
NARUTO-ナルト-滝隠れの死闘オレが英雄だってばよ!
ISBN4-08-703135-7
ジャンプフェスタ2004のアニメをノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
劇場版脚本-隅沢克之
ISBN4-08-703143-8
劇場版第1作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-大激突!幻の地底遺跡だってばよ!!
劇場版脚本-川崎博嗣、宮田由佳
ISBN4-08-703158-6
劇場版第2作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ
劇場版脚本-都留稔幸
ISBN4-08-703170-5
劇場版第3作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝
劇場版脚本-武上純希
ISBN978-4-08-703187-4
疾風伝劇場版第1作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝絆
劇場版脚本-武上純希
ISBN978-4-08-703195-9
疾風伝劇場版第2作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝火の意志を継ぐ者
劇場版脚本-武上純希
ISBN978-4-08-703207-9
疾風伝劇場版第3作のノベライズ。
劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝ザ?ロストタワー
劇場版脚本-武上純希
ISBN978-4-08-703228-4
疾風伝劇場版第4作のノベライズ。
NARUTO-ナルト-ド根性忍伝
ISBN978-4-08-703229-1
自来也が遺した自伝的小説。